キングダム650話『開戦の日』(ヤングジャンプ2020年8月20日発売)のネタバレ考察記事です。
新しく登場した什虎城軍vs蒙武軍の戦いの行方や禍燐(かりん)が送った気になる楚の援軍についての考察予想も書いていきます。
※当サイトでは、最新話までのキングダム本編と、物語のベースとなる史記の情報に基づき、
筆者の考察予想を展開していきます。
ヤングジャンプ連載の最新話までの内容を含みますので、未読の方はネタバレにご注意ください。
キングダム650話『開戦の日』ネタバレ
秦が魏に楚の什虎城を共闘して攻め落とす旨の同盟を持ち掛けた前回649話のキングダム。
650話では、什虎城に進軍する蒙武軍と迎撃に出る什虎の新キャラたちが描かれました。
蒙武軍の進軍を知り喜ぶ什虎城の面々は曲者揃い
冒頭は楚の什虎城に伝令が有事を告げに来るところから。
秦の蒙武軍が什虎城に進軍しているとのこと。
その知らせを受けた什虎の城主で新キャラの満羽(まんう)と、同じく新キャラで将軍の千斗雲(せんとうん)は、戦になることが嬉しいようで全裸で飛び跳ねるほど。いきなりサイコパス感を出してきます。
その2人を同じく新キャラで軍師の寿胡王(じゅこおう)と将軍の玄右(げんう)が諫めます。
そして蒙武軍3万に対し、5千の城壁守備だけを残して満羽らは自ら出陣します。
什虎に援軍を送る禍燐
場面変わって楚の王都、郢(てい)。
禍燐不在の軍議で威張るバミュウでしたが、どこからか帰ってきた禍燐に殴り飛ばされます。
楚の軍議の内容から蒙武軍は対楚前線15万の本陣から3万を連れて什虎へ進軍しているとのこと。
禍燐は秦軍の意図を図りかねているようですが、早く終わらせるために什虎に援軍を送ったことを明かします。
蒙武軍のみで開戦へ
場面は蒙武軍vs什虎軍の戦場。
月知平原(げっちへいげん)なる場所で蒙武軍を迎え撃つ什虎軍の数は8万。
一方の蒙武本陣では従軍していた蒙毅(もうき)が蒙武軍だけで相手をすることは危険だと、父・蒙武を諫めます。
蒙毅いわく、満羽、千斗雲は羅馬(らば)の戦いなる大戦をはじめ、一帯の戦で全勝しているとのこと。
また本来、魏軍も攻め入ることで成立する作戦のはずでしたが、魏からの同盟成立の返答は什虎攻めの期日である当日になっても届いておらず、蒙武は騰(とう)軍の到着すら待たずに開戦へと踏み切ります。
それを自信満々で迎え撃つ什虎軍の面々で今回は終わり。
キングダム651話以降考察予想
次回651話以降の考察予想ポイントとしては以下2点。
・禍燐が送った援軍とは
援軍を待たずに開戦した蒙武軍vs什虎軍の行方と什虎軍の実力
蒙毅の声に耳を傾けず、単軍で開戦に踏み切り、突撃していった蒙武軍。
まるで王騎(おうき)が死んだ馬陽戦の時の初期の蒙武と同じ展開です。
当時は、李白の守備をパワーで強引に突破した蒙武でしたが、今回の相手である楚の新キャラたちは秘めた実力を持っているように描かれており、緒戦からそのまま読めば蒙武軍が痛い目をみる展開のように思えます。
とはいえ、合従軍編で蒙武がかつて討ち取った汗明(かんめい)の位や強さから考えると、単純な武力だけだと蒙武の方が什虎の新キャラたちより上だと思われます。おそらく彼らの秘められた実力は武力ではない策を用いた“特殊なもの”によるのではないかと考えます。
その仮定を前提にすると、蒙武軍は一騎打ちの間合いに詰めるまでは苦戦する展開が描かれるのではと考えます。
また、蒙武の突撃は単なる什虎軍の誘い出しでしかなく、その間に本命の什虎城そのものは魏軍が攻め落とす作戦かもしれません。わざわざ什虎城の城壁守備に割いた兵数を少なく描いていることからも十分にあり得る展開かと思います。
ただ、気になる点としては、前回の同盟を持ち掛けた話から今回の楚への進軍まで、物語が進むテンポが近年に稀にみるくらいに早い気がするので、李牧vs劇辛のように案外あっさりと決着がついてしまう可能性もあるのではと考えます。
禍燐が送った援軍とは?
候補としては以下の通り。
②汗明軍残党
③廉頗(れんぱ)
④項燕(こうえん)