キングダム 648感想&考察予想 どちらともとれる呂不韋の生死

キングダム 呂不韋(りょふい)キングダム
引用:キングダム 39巻 表紙

キングダム648話『大王の問題』では、河南に反乱分子が集まっているのは政の問題で、それは将来、弱点になると政に忠告し、自らの命をもって此度の不穏な動きを沈めた呂不韋(りょふい)でしたが、最後には生死どちらにでもとれる描写で締めくくられました。会話の内容から8:2で生存だと思いますが。

そして次回649話の再開は8月6日となり、3週空くことになるため、今回は648話を振り返りつつ、議論を呼ぶ呂不韋の生死について考察、さらにその生死によっては浮上してくる先の展開なども予想していきたいと思います。

 

※当サイトでは、最新話までのキングダム本編と、物語のベースとなる史記の情報に基づき、

筆者の考察予想を展開していきます。

ヤングジャンプ連載の最新話までの内容を含みますので、未読の方はネタバレにご注意ください。

 

政の弱点を指摘する父親のような呂不韋

冒頭は勢力が増大している呂不韋の元に向かう昌文君の心配を他所に、ひとり河南に向かった政と呂不韋が久しぶりに対面するところ。

呂不韋は趙攻略戦で疲れている政を気に掛けるそぶりを見せます。

一方の政は呂不韋の目を見て3年前の蘄年宮(きねんきゅう)での舌戦の時と変わっていないことを確認します。

政は呂不韋に対し、河南の不穏な動きを早急に押さえ込むよう命令しますが、どうやら人の流れは呂不韋でも押さえ込めないほど大きくなっている様子。

呂不韋いわく、その源は政たち現中枢に対する秘められた怨念であるといい、つまりは終わったと思っている竭氏(けつし)、毐国(あいこく)、呂不韋派との内乱が終わっていないからだという。

そして、かつての内乱の平定すら難しいとすると、中華全土となれば想像を絶すると、政を詰めます。

そのうえで反乱分子が無くならないのは彼らの拠り所となるような呂不韋すら死刑にしなかった政の優しすぎる点が問題だと言い、その優しさは将来、唯一の弱点となり得ると忠告します。

この呂不韋の言葉は今後、政が中華統一を成し遂げる過程、あるいは統一後の世界で呂不韋の懸念が現実となってしまう伏線のように聞こえました。もしかしたらその優しすぎる弱点がきっかけとした大きな問題を悔いるあまり、暴君的な要素の強い史実の始皇帝へと闇落ちしてしまう予感しました。

ここで話題を再び蘄年宮での舌戦に戻した呂不韋は、やはり自分の主張の方が正しかったのではといい、政の正しさを証明するには争いのない中華を実現しなければならないとさらに忠告します。

そして、今も人の正体が光だと信じる政の気持ちが変わっていないことを確かめると、政を温かく抱きしめます。

父親のように政を抱きしめる呂不韋を見て、初めて呂不韋に人のぬくもりというか温かさを感じました。やっぱりこの2人、親子なんじゃね?と思える名場面です。

最後に河南の不穏な動きは責任を持って鎮めると約束し、政との対談を終える呂不韋。

2人のやり取り中、何度か呂不韋が自身がもうすぐ死ぬことをほのめかしており、寂しさを醸し出しています。

 

史実通りの呂不韋の死?

対談から1ヶ月経っても河南の勢力が拡大する事態にしびれを切らした咸陽の政陣営は、呂不韋から河南と全ての財を取り上げる決定を下しますが、政たちの元には呂不韋の死が伝えられます。

史実通り服毒自殺したとみられます。

驚く昌文君ら元からの政陣営たち、呂不韋の死に涙する李斯(りし)ら旧呂不韋陣営、そしてまるで父親の死を伝え聞いた息子のように悲しさと無念さが入り混じった感情の政が印象的です。

そんな彼らを他所に、最後に問題のシーンです。雪道を進む馬車。車内からは呂不韋らしき人が放浪の旅へ出ようと誰かと話している様子が描かれ終わり。

 

648話考察:呂不韋の生死について

最後の問題のシーンでは、結局のところ呂不韋の生死について、どちらともとれる描かれ方でした。

以下、生存・死亡の両方について考察していきたいと思います。

 

まさかの生存で中華放浪へ

史実では、648話でも描かれた通り、服毒自殺したとされていますが、最後の馬車のシーンを素直にそのまま読むと、死体は別人で偽装工作をして秦を脱出、放浪の旅へ出ており、生存していることが読み取れます。

648話内で河南から出れば死罪になると呂不韋自ら述べていたように、身動きが取れなかったため、わざわざ替え玉を使った理由がうかがえます。

そして、この馬車のシーンで気になったのが以下の2点。

①一緒に馬車に乗っていた人物は誰か?
②生存の場合、再登場の可能性とタイミング

①については、会話の流れから呂不韋以外に女性のみか男女一人ずつかの計2人がいたとみられます。

呂不韋とはかなり親しげに話している様子で、呂不韋に対してこれほどくだけた受け答えで話ができる人物は、少なくとも過去の登場人物にはいなかったはずです。

なので未登場のキャラだと思われます。呂不韋の身内あたりでしょうか。

 

②について、一緒に馬車に乗っていた人物がセリフのみにも関わらず、キャラ立ちしている印象を受けました。この2人と呂不韋との掛け合いや、付き従っている様子を絡ませることで描きやすそうに思います。タイミングとしては、元々、趙の商人だったことから邯鄲攻略戦あたりで秦が郭開(かくかい)へ賄賂を贈って実行した李牧への離間工作に何らかの形で絡んでくるかもしれません。

もしくは、政が中華を統一した後に、その世界を見届ける役として最終回あたりに登場しても面白いかも。

史実とは違う呂不韋の生存により、李牧生存からの代戦でのラスボス李牧ルートも可能性が高くなった気がします。

 

最後の描写は死後の世界説

最後の雪道の馬車シーンは、実は死後の世界だったとも取れそうです。

理由については、以下の通り。

・頁末横のナレーション、「流浪の路は永遠に続く」が死後の世界だから永遠とも読めるから

・仮死状態の信とそれを救った羌瘣(きょうかい)とのやりとりなど、キングダムではすでに死後の世界のスピリチュアルな描写があるから

 

とりあえずグダグダと書きましたが結論としては、死体を偽装したことなどが語られている点を考えると、現実に生存している可能性の方が高いと思います。

個人的な願望としては生存していてほしいです。

 

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