キングダム 647感想&648考察予想 史実通り呂不韋は服毒自殺か

キングダム 呂不韋(りょふい)キングダム
引用:キングダム 39巻 表紙

キングダム647話『河南の動き』では、李牧たちの今後の選択も決まり、趙国内での騒動がひとまず落ち着きました。ただ、悼襄王(とうじょうおう)暗殺の真相などは明らかになっていないため、いつか回収されることを期待したいと思います。

そして時間的には紀元前235年となり、秦国内で不穏な動きを見せる呂不韋の話が展開されました。

次回以降、史実における呂不韋の死に至るまでの話が描かれることになりそうです。

そんな647話を振り返りつつ、648話以降の考察予想、さらに今回の話で先の展開として予告された紀元前235年に起きる三国間の予想外の戦についても予想を進めていきたいと思います。

 

※当サイトでは、最新話までのキングダム本編と、物語のベースとなる史記の情報に基づき、

筆者の考察予想を展開していきます。

ヤングジャンプ連載の最新話までの内容を含みますので、未読の方はネタバレにご注意ください。

 

李牧たちは司馬尚のいる青歌で雌伏期間へ

冒頭は前回646話終盤で李牧に抱きついたことを思い出し、一人で恥ずかしがるカイネから。

自分の行動が臣下としての行動ではなく女性としての行動になっていたのではないかと恥ずかしがり混乱している様子。

赤面するカイネの描写から鼻息荒い雰囲気が出てるので李牧への行動や気持ちは女性としての部分が強いんでしょうね。

自身でも、もっとあの場にいたかった、と後悔する発言をする始末です。

そんな照れるカイネとともに馬南慈(ばなんじ)、舜水樹(しゅんすいじゅ)、傅抵(ふてい)が李牧の元へ。

馬南慈の右目は朱海平原戦で蒙恬から受けたダメージにより隻眼になっていました。

趙国にとって反乱軍である自分たちが取る選択肢を示す舜水樹。

①投降し断罪を受ける
②このまま逃げる
③郭開(かくかい)・遷を抹殺し嘉に王位を継がせる
④邯鄲を攻め落としても嘉を呼ばず李牧が新王朝を築く

④を言ったところで李牧にそんなつもりはないと諫められます。

結果的には②の逃げる選択をすることに。

ただあくまで軍総司令に戻るまでの間という李牧に対し、李牧不在のまま秦軍に攻められれば郭開の方から泣きついてくるだろうと楽観的な馬南慈に、今回の騒動は王の空白期間に起きたことで互いに勘違いで済ませられると同じく楽観的な舜水樹。

仮に彼らの思惑通り李牧が軍総司令に復帰できたとしても、悼襄王が存命中の鄴を奪われた責任による罪まで帳消しになるのでしょうか。このあたり李牧たちの考えが楽観的すぎて不安になります。

一方、傅抵は誰が悼襄王を暗殺したか気になるよう。悼襄王暗殺の真相はまだ語られていないので読者としても気になる点の一つです。また、軍総司令に戻るまでと言う李牧に対し、「戻れますかね?」と冷静に突っ込むなど、なんだか傅抵がまともにみえてきます。

何はともあれ、逃げることが決まりましたが、自分たちの城はすでに包囲されているだろうと、やっと冷静なことを言う馬南慈。おそらく雁門のことでしょうか。

李牧は復帰のために根回しをしつつ、司馬尚(しばしょう)のいる青歌に身を寄せるつもりであることを告げ、雌伏期間に入ることになりました。

些細なことですが、李牧の言葉に反応するたびにカイネが頬を赤くしています。

楽観的な李牧に馬南慈と舜水樹にくわえて、こんな非常時に恋愛感情を持ち出しまくりのカイネ。一番まともなのが傅抵という末期的な状態で李牧たちは本当に大丈夫でしょうか。

そして、共伯(こうはく)だか雷伯(らいはく)だかどっちが生きているか忘れてしまいましたが、どうなったんでしょうか。

場面変わり、秦趙の最前線は王都邯鄲軍の参戦で、秦軍としてはこれ以上の侵攻ができなくなりました。

李牧不在なのに一体なぜと思いましたが、郭開が李牧の作戦をそのままパクって自分の力として実行していたからのようです(笑)

秦国内・河南で不穏な動きを見せる呂不韋

時間が経過して紀元前235年の秦国内。

対趙戦線は扈輒(こちょう)により膠着状態に持ち込まれているようです。

対趙戦線の軍議に遅刻してきた肆氏(しし)が政に内密の話があるようで、外に連れ出します。

河南の城で隠遁生活を送っている呂不韋の元に人が集まってきており勢力が拡大しているとのこと。

内訳は、これまで政陣営と対立してきた竭氏(けつし)、毐国(あいこく)、呂不韋、それぞれの残党です。

これらの人の流れが止まらないため、肆氏は根元である呂不韋の命を奪うことを政に提案します。

これに対し政はまずは自分が直接会って話に行くことを決めたところで今回は終わり。

最後に久しぶりに呂不韋が登場しましたが、普通に元気そうでした。

648話予想:蜀への島流しを拒む呂不韋が服毒自殺か

紀元前235年に移行したキングダム。

この年の出来事に関しては、以前書いた記事でも紹介しています。

キングダム 最新642話予想② 呂不韋の史実ネタで展開か
前回に引き続き642話の考察予想を進めていきたいと思います。 まあ正直、642話限定というより、この先の5話くらいのうちに起こりそうな話や最近の本編から気になる点を考察予想していくことになると思いますが。 ※当サイトでは...

主な出来事としては、

①呂不韋の死
②嫪毐(ろうあい)の臣下の復帰
③秦魏による楚攻め

このうち、次回648話では①の呂不韋の死について、死に至るまでの出来事が展開されることになりそうです。

①呂不韋の死

史記の呂不韋列伝によると、呂不韋は政の父親である荘襄王の時に、黄河より南の地方である河南の地の洛陽をもらい、領地にしているということです。

キングダム647話で描かれた呂不韋の元に人が集まっているという話は、史記によると、実際には呂不韋への謁見を求める人が絶えなかったというものだったようです。

また、キングダムの政は647話の通り、直接会いに行って話をするようですが、史記によると史実では呂不韋に親書を送ったことになっています。

史実では呂不韋はこのあと、服毒自殺をして、自ら命を絶つことになります。

自殺に至った理由も史記に記載されています。

秦王は呂不韋が謀反することを恐れたので、文信侯(呂不韋)に親書をおくり、つぎのように申し渡した、「あなたに秦に対していかなる勲功があって、秦はあなたを河南の地に封じて十万戸を領有させたのか。あなたは秦といかなる血縁があって、仲父と称しているのか。一族郎党とともに蜀の地に移り処れ」と。

呂不韋は己の権勢が徐々に剥奪されてゆき、ついには誅殺されることになるだろうと推察した。そこで鴆毒を飲んで自殺した。

引用:『史記 九 (列伝二) 新釈漢文大系』呂不韋列伝第二十五 明治書院

史実通りいけば、キングダム648話以降では、

政が呂不韋と対話する中で蜀への島流しを命じる⇒拒む呂不韋が服毒自殺

という流れになると思います。

また、史記の秦始皇本紀によると、呂不韋の元に集まっていた食客たちのうち、呂不韋の死後に行われた彼の葬式において泣いた者たちは、国外追放となったり、蜀に島流しにされたりするようです。

 

②嫪毐(ろうあい)の臣下の復帰

こちらは648話以降の話になるでしょう。

呂不韋の死後、同じ年の秋に政は嫪毐の臣下で蜀に島流しになっていた者たちを復帰させます。

キングダムではこの中に、趙高が含まれることになると思います。

 

③秦魏による楚攻め

647話内のナレーションにて、紀元前235年に予想外の戦が三国間で起こることが示唆されました。

こちらも以前書いた記事で触れた出来事のひとつで、史記の楚世家に記述されている秦魏が楚を攻めることであると予想します。

内容については、原先生のオリジナル要素でほぼほぼ展開されると思われるので、願望も含めて予想すると、秦魏vs廉頗(れんぱ)+白麗(はくれい)・項翼(こうよく)になるのではないかと考えます。

そして、その戦で描かれることになるのは下記いずれかだと予想します。

①旧時代の武の象徴の一人・廉頗を、将軍になった李信が倒して新時代の幕開けを印象付ける
②旧時代の魏の凱孟(がいもう)を新時代の楚の白麗・項翼が倒す(狙いは①と同じ)
③魏の呉鳳明(ごほうめい)が廉頗を倒して秦の中華統一に対抗できる強キャラとしての地位確立
ただ、この戦に関しては戦国縦横家書という本で、楚の李園(りえん)が秦側を説得して楚への侵攻を回避したという話もあるそうで、キングダム内で交戦するところまで描かれるかどうかも含め、原先生の描き方がとても楽しみです。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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