キングダム 考察予想 燕攻略戦の敵は桓騎(かんき)か

キングダム 桓騎(かんき)キングダム
引用:キングダム 第635話

キングダム本編では今後、秦による趙攻略戦が描かれることと思いますが、重要人物の一人として挙げられる桓騎(かんき)。

その桓騎の末路について考えてみます。

当サイトでは趙の李牧に負けた桓騎が、燕に逃亡して政の暗殺未遂事件に裏で暗躍し、秦の燕攻略戦における燕側の主力敵キャラとして立ちふさがるのではないかと考えます。

今回は桓騎の末路について考察するとともに、その過程で見えてきた桓騎の弱点について書いていきます。

こんな風に書くとハードルが上がってしまうので、弱点に関しては全然大した内容ではないことをあらかじめお伝えしておきます。(笑)

念押ししておくと、この記事で書いた内容については仮説に仮説を重ねまくったものとなりますのでその点、ご了承ください。

 

※当サイトでは、最新話までのキングダム本編と物語のベースとなる史記などの情報に基づき、

筆者の考察予想を展開していきます。

ヤングジャンプ連載の最新話までの内容を含みますので、未読の方はネタバレにご注意ください。

 

桓騎の末路 3つの説

史実では紀元前233年に李牧に敗れた桓騎の末路については、以下の3つの説があります。

それぞれについて検証していきましょう。

 

①『史記』逃亡説

史記の廉頗藺相如列伝によると、趙は李牧を大将軍に任命して秦軍を宜安で撃ち破り、桓騎を敗走させた、と記載されています。

桓騎にについては敗走したということだけが書かれておりそれ以上の情報はなく、もしかしたら秦にひとまず生き延びて帰還していたかもしれません。

しかし、同じように楚の項燕に敗北する李信はその後も史実に名前が出てくることから、楚戦で死ぬわけでも秦から処罰を受けて命を落とすわけでもないことがうかがえるのに対し、桓騎は李牧に敗北して以降、史実に名前が出てきません。

史実ではこの時代、負けた責任で処刑されることはあったようですが、キングダム的にはどうでしょうか。

漫画内では良い王様として描かれている政が、負けたとはいえ実績も実力もある桓騎を処刑するとは考えにくいです。

また仮に処刑を免れたとしてもやはり実力のある桓騎をその後、一切登用しないとも考えにくいです。

なので、キングダム的にこの説を採用する場合は負けて帰還もせず逃げたということになり、桓騎のその後については描く際に自由度が高く、何とでもできる余地を残せます。

 

②『戦国策』戦死説

戦国策趙によると、李牧は桓騎を殺した、と記述されています。

これはシンプルにそのままですね。

キングダム的にもこの説を採用する場合、戦死して物語から退場という一番分かりやすい展開です。

 

③『戦国史』燕に逃亡し樊於期を名乗る説

中国の歴史家楊寛は著書『戦国史』で、敗戦の処罰を恐れた桓齮は燕に亡命し、樊於期と名を改めたという説を唱えた。この人物は燕太子丹に庇護されたが、刺客・荊軻が秦に赴く際にその説得に応じて自刎し、首を差し出したとされる(紀元前227年)

出典元:wikipedia 桓キ

①と同じく敗北し逃げるところまでは同じようですが、その後、燕に亡命し樊於期(はんおき)と改名するというものです。

樊於期はキングダム内では毐国(あいこく)反乱の際に登場しており、桓騎とは完全に別人として描かれています。

息子の琉期(るき)が反乱の罪で処刑されたのに対し、樊於期だけは捕まらずに難を逃れている様子が描かれていました。

この説を採用する場合、桓騎が樊於期を殺して名乗るか、樊於期を利用するかと考えられ、キングダム的には①よりかは自由度が低くなりますが、秦が燕と戦う際の盛り上げ要素が増えることになるのでアリかなと思います。

そして、その後の燕の太子丹と荊軻(けいか)による政の暗殺未遂に桓騎が関わってくる可能性も生まれます。

 

桓騎VS李牧 “逃亡したから負けた”としたら

後述する推論を補強するために少し脱線して、桓騎が李牧に敗れる戦いについて考察したいと思います。

桓騎VS李牧の戦いで秦軍としては敗北することには変わらないと思いますが、“負けたから逃亡”ではなく、“桓騎が逃亡したことによって秦軍は負けた”、と考えるとどうでしょうか。

前者の“負けたから逃亡”する理由は、敗北の責任で処罰されるのを恐れたため、ということが考えられますが、そもそも桓騎の場合、処罰されることを恐れるでしょうか。

むしろ、処罰されるくらいなら返り討ちにするか、「知るか」などと言って気にも留めないくらいが桓騎っぽく、ただ単に逃げるだけのダサい姿を想像できません。

また、“負けたから逃亡”と“逃亡したから負けた”、では負けた際の責任の重さが違ってきませんか。

ともに敗北という結果は同じですが、後者の場合では故意に負けの原因をつくったことになり、その結果生じた多くの犠牲や損失も桓騎のせいになるため、秦にとって逃亡後の桓騎は明確な敵という認識になります。

この犠牲の中に、例えば壁なんかが含まれたとしたら信や政だけでなく読者の桓騎に対する怒りは大きくなるでしょう。

そのうえで③の説のように、逃亡後の桓騎が太子丹を操り燕で暗躍していたとしたら、燕攻略戦は秦にとって単に国を攻める以上の戦う理由が生まれることになるのではと考えます。

 

桓騎の弱点って……

では後者の“逃亡したから負けた”と仮定した場合、なぜ桓騎は逃げたのでしょうか。

おそらくこの点こそが、慶舎や李牧が言う“桓騎の弱点”につながるのではないかと考えますが、ここまで書いて思いついたのが、結局のところ、国のために戦う忠誠心や責任感がない、という実にありきたりなもののような気がしてきました。

これも伏線のひとつとされる“桓騎の怒り”のため以外に戦う理由が無いともいえるかもしれません。

 

燕で桓騎が暗躍?

少し逸れましたが上記、3つの説のうち当サイトで採用したいのは③の燕に逃亡して樊於期を名乗る説です。

理由はずばり漫画的に一番おもしろそうだから(笑)

②の戦死説で潔く李牧に殺されるのもアリかもしれませんが、漫画的に自由にできる余地が残るのは①と③になります。

①でもよかったのですが、③の方が樊於期に関する史実をきれいに処理できるとともに、踏み台にすることで桓騎を通して秦と燕の因縁をつくることができるかなと考えました。

つまるところ、キングダム内では小物として描かれていた樊於期が今更、秦に復讐といって出てきても、全然脅威に感じないレベルで、そんな小物の首を欲しがる政ってどうなの?と思うわけです。かといって再登場までの空白期間に樊於期が強くなる展開なんて読者は望まないと思います。

それだったら桓騎が樊於期だけでなく太子丹も裏で脅して動かすくらい暗躍していた方が面白いと考えました。

その過程でもし桓騎が樊於期と名乗り、燕で生きていると分かれば秦としてはどうでしょうか。

ここで李牧戦での仮説、“桓騎が逃亡したから負けた”が活きてくるとします。

キングダム内では優しい政とはいえ、故意に負けて多大な犠牲や損失を生んだ桓騎の首=処刑を望んだとしても不自然ではないでしょう。

桓騎が樊於期と名乗り、史実通りに自ら首を差し出すとも思えないので、樊於期=桓騎だと思っている秦を騙すために、本物の樊於期の首を差し出して桓騎は死んだと油断させることもあるかもしれません。正直、顔を少し傷つければ誰の首かは判別つきにくいのでは。

燕攻略戦で桓騎と戦う

今後、キングダムで秦が6国を亡ぼす攻略戦や、それぞれの国の内情を描くにあたって、漫画としては各国にメインとなる魅力的なキャラが必要になってくると考えると、燕にはオルドしかいません。

しかし、どう考えても王翦、司馬尚に敵わなかったオルドでは物足りない。

かといってキングダムでは名前すら未登場の太子丹や荊軻を前もって匂わせることもなく初登場時から強キャラとして描いてしまうと、項燕などと比べて後付け感が強くなってしまい、いまいち説得力に欠けるのではないか。

そう考えると、すでに秦との関りも深い桓騎が燕側の敵として登場したら、物語の盛り上がりや敵キャラとしての魅力の面で際立ちそうですね。

もし桓騎が燕の将軍として登場したら、軋轢がある信との対戦も実現することになり、やはり物語的にも盛り上がることになります。

そもそも秦が6国を滅ぼすこと、各国への攻略戦で秦軍を率いた将軍は誰か、などの歴史的事実はすでに分かっていることから、原先生としてもキングダムという物語を描くにあたって割と早い段階で攻略戦における相手国の中心キャラを決めているのではないかと勝手に推測します。

そのうえで、各国への攻略戦までに秦側との接点をつくることで敵キャラの魅力を印象付けてそのポジションを確立させていたとします。

趙では李牧、楚では項燕もしくは昌平君、魏では呉鳳明(この並びだと数枚落ちる、だから魏火龍なんてものを登場させたのでしょうか)、斉とは実質戦わず対話相手として王様の王建がすでにキャラとしてかなり際立っていますね。

韓の敵キャラについては、以前書いたこちらの記事で考察予想をまとめています。

キングダム 考察予想 韓攻略戦で若き張良登場か
キングダム本編でも描かれることになる紀元前230年の韓攻略戦。韓側の主力として登場があり得るかもしれない実在の人物などを考察予想。願望込みで最有力は後の前漢時代に活躍する若き日の張良が登場するのではと考えます。

 

燕を桓騎とすれば、韓を除くとすでに本編に登場していて、強キャラ的な描かれ方(呉鳳明は微妙ですが)をしている人たちばかりですね。

項燕なんて名前しか出てきていないのに史実の情報や楚軍第一将というキングダム内の情報からすでにかなりの強キャラ感を醸し出しています。

 

最後に

キングダムの桓騎は、魅力ある武将として描かれているので、できれば長く登場してほしい願望も込めて今回の記事を書きました。

自分で読み返してみると、書きたいことを書いただけなので全然理路整然としていないですね……。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

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